市が回収できないゴミはどんなゴミか

市町村により違いはありますが、ゴミの中には市では回収してくれないものも多いです。例えば、家電リサイクル法対象品目は基本的にどの市でも回収は行っていません。そのため、ゴミ収集所には出さないようにしましょう。また、対象品目としては冷蔵庫や冷凍庫の他、テレビやエアコン、洗濯機や乾燥機といったものが含まれます。

その他に、市が回収してくれないものとしては、資源有効利用促進法に基づく品物があります。家庭用パソコンはそれに含まれますので、家電リサイクル法対象品目と同様に、収集所には出しても回収してくれませんので注意が必要です。特に、大型の家電製品やパソコンは回収してくれないものが多いので、処分する際には市町村のごみ出しの方法について調べてから処分する必要があります。

そして、爆発や火災の危険があるもの、有害性のあるゴミ等も市では回収してくれません。スプレー缶など小型のもので、中身を使い切ったものであれば回収してくれる所も多いですが、消化器やガスボンベなど大型のものになってくると回収対象外となります。また、可燃性のものである石油やガソリン、鉱物性油も火災の危険があり回収してもらえません。有害性のあるゴミの例としては、農薬や薬品類が挙げられます。農家の方は仕事で農薬等を利用することも多いですが、処分する際は市町村や農協が定めた方法や、指定する業者等に回収依頼をしてもらう必要があります。

ちなみに、使わない農薬は一般廃棄物や産業廃棄物として取り扱われます。

次に回収できない品物として、破砕処理が難しいゴミ、家屋解体に伴うゴミ、市が定める粗大ごみより大きなゴミ等も回収対象外です。

破砕処理が難しいゴミの例としてはピアノがあります。

一部、ピアノも回収してくれる市町村もありますが、基本的に大型のピアノは粗大ごみとして出せません。その他、耐火性金庫や浴槽など、サイズや重量が重たい物なども破砕処理が難しいゴミに該当します。ゴミを処分する際は、まず市町村の回収品目を確認することが大切です。